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Velanora Memorial Registry

死亡後にまずやること(日本)

いま頭が真っ白でも大丈夫です。今日は全部やらなくていい。 まずは最低限だけ押さえて、次に一つずつ進めましょう。 このガイドは日本の流れに合わせています。

緊急:119(救急・消防)/110(警察)
迷ったら:「呼吸があるか分からない/意識がない」→ まず 119
こころの危機:お住まいの地域の相談窓口・医療機関に連絡してください。 自分や周囲の安全が保てないときは 119 または 110

早見表:日本の一般的なタイムライン

「遅れている気がする」を減らすための目安です(急死・事故・検案・司法解剖などは例外があります)。

  • 最初の数時間:医師(または救急・警察)による確認 → 死亡診断書(または死体検案書)の段取り。
  • 24時間以内〜数日:葬儀社へ連絡、安置、日程の検討(通夜・葬儀・火葬)。
  • 通常 7日以内:市区町村へ死亡届提出 → 火葬許可証の取得(多くは死亡届と同時に進みます)。
  • 1週目:優先連絡(勤務先/年金・健康保険/銀行など)+住居・郵便の保全。
  • 数週間〜:各種名義変更、口座凍結対応、保険請求、相続の準備(必要に応じ専門家へ)。
今日の最低ライン(疲れ切っている場合):「安全の確保」+「医師/救急への連絡(必要なら)」+「大切な人の安置の段取り(葬儀社へ相談)」。 手続きは明日からで大丈夫です。

1) 最初の数時間:場所によって“最初の連絡先”が変わります

まずは安全。次に、医師/救急/施設の指示に沿って進めます。

  • 自宅(持病などで予測できる状況):かかりつけ医、または夜間・休日の当番医に連絡し、確認と書類の案内を受けます。
  • 自宅(突然・事故・不審):迷わず 119(必要に応じて 110)。 場合により警察が関与し、検案や手続きの流れが変わります。
  • 病院:病院が確認と書類案内を行います(霊安室・面会・引き取り手配など)。
  • 施設(介護施設など):施設が医師連絡や初動を案内します。遠慮なく「次に何をすればいいか」を確認してください。
メモのコツ:名前・日時・言われたことを箇条書きで残すだけでOK。 ショック時に忘れるのは普通です。

2) 待っている間にできること:初動チェックリスト

医師や葬儀社、家族が到着するまでの“手を動かせること”です。

  • 住居の保全:鍵、玄関・窓、貴重品。出入りする人を最小限に。 マンションならオートロック/インターホン/管理人への連絡も検討。
  • 郵便受け:毎日回収(頼める人に依頼)。不在が続くと狙われやすくなります。
  • ペット:水・食事、夜間の預け先・世話役を確保。
  • 薬:事故防止のため、強い鎮痛薬などは安全な場所へ。
  • 手元にある範囲で集める:本人確認書類、健康保険証/マイナカード、 年金手帳や通知書、通帳/キャッシュカード、スマホ、鍵、印鑑(見つかる範囲で)。
  • 連絡役を決める:家族・親族・職場への連絡を一人にまとめると、あなたの負担が激減します。
頼っていい:「電話だけお願い」「子どもの迎えお願い」「家にいてほしい」。 これは甘えではなく、あなたと家族を守る手段です。

3) 混同しやすい2つ:死亡診断書(検案書)と死亡届

日本では、この2つが“次の手続き”の土台になります。

A) 死亡診断書(または死体検案書)

医師が作成します。病院・施設・検案など状況により書式や呼び方が異なることがありますが、 いずれも死亡の事実を証明する重要書類です。

B) 死亡届(市区町村へ)

死亡診断書(検案書)に付属している用紙で提出することが多いです。 提出すると、火葬許可証の交付につながります(自治体運用により同時処理が一般的)。

ポイント:まずは「書類を確実に保管」。 破損・紛失すると後が大変なので、クリアファイルに入れて管理してください。

4) 市区町村へ死亡届 → 火葬許可証(重要)

多くの地域で“死亡届の提出”と“火葬許可証の交付”がセットです。

死亡届は原則として7日以内に、市区町村(役所)へ提出します。 事情がある場合も、早めに役所や葬儀社に相談してください。

一般的に必要になりやすいもの

  • 死亡診断書(または死体検案書)
  • 届出人の本人確認(自治体により異なる)
  • 印鑑(不要な自治体も増えていますが、念のため)
目的:火葬・埋葬に必要な火葬許可証を確保し、手続きを止めないこと。

5) 葬儀の段取り:通夜・葬儀・火葬(日本の一般的な流れ)

葬儀社が主導します。あなたは“決めるべきところだけ”決めればOK。

日本では、安置 → 通夜 → 葬儀・告別式 → 火葬 → 収骨…という流れが一般的です(宗派・地域で違いあり)。 まずは葬儀社に「最も負担が少ない進め方」を聞いてください。

最初に決めると楽な順番

  • 葬儀社:複数見積りが理想ですが、時間がなければまず1社でOK。 「必須と任意」「総額」「追加費用が出る条件」を確認。
  • 形式:宗教(仏式・神式・キリスト教式)/無宗教、家族葬か一般葬か。
  • 日程・会場:会館、自宅、寺院、火葬場の空き状況。
  • 連絡:親族・関係者、職場、学校など(連絡役を活用)。
費用の考え方:地域・会場・返礼品などで大きく変動します。 「一番シンプルで失礼のない形で」と伝えるのは全く問題ありません。

6) 詐欺・悪質業者対策:最初の1週でやっておくと守れること

“急がせる”“今すぐ払え”は危険信号。

  • 郵便・訪問:不在が分かる状態を作らない(郵便受け、表札、訪問者の対応)。
  • 支払い:その場で即決しない。見積書の内訳・キャンセル条件を確認。
  • 名義や相続の勧誘:「手続きを代行する」と言って手数料を取る業者に注意。 公的窓口や専門家に確認を。
  • 電話・SMS:「未納」「口座確認」「還付」などの連絡は一旦止めて、公式番号で折り返す。
危険サイン:期限を煽る、個人情報を要求する、支払いを急がせる、説明が曖昧。 迷ったら「今は決めません」でOK。家族や信頼できる人に相談してから。

7) デジタル資産:まず“守る”、整理はあとで

口座凍結や手続きに“スマホとメール”が必要になることが多いです。

  • スマホ・メール:解約しない。ロック解除や2段階認証(SMS/アプリ)に使われます。
  • オンライン銀行・決済:アプリ削除や初期化はしない。まずは存在確認・一覧化。
  • 公共料金・サブスク:今週は「勝手に止めない」。停止は後で計画的に。
  • SNS:急がない。後日、追悼設定や整理を検討。
ルール:最初の1週は「削除しない」。保全して、落ち着いたら整理。

8) まず連絡すべき先:優先順位(急ぐ/後でよい)

“止まると困ること”から先に。

優先A(できれば最初の72時間〜1週)

  • 勤務先:死亡連絡、慶弔手続、最終給与、弔慰金・団体保険の有無。
  • 年金・健康保険:国民健康保険/社会保険、後期高齢など状況で窓口が異なります。 「どこに何を出すか」を役所・勤務先に確認。
  • 銀行:引落し・葬儀費用の扱い、凍結のタイミング、必要書類の確認。
  • 保険:生命保険、医療保険、共済など(必要書類を聞いてから動く)。

優先B(1〜2週)

  • 住居(賃貸・持ち家の手続)、公共料金、携帯/ネット、車、各種会員・サブスク
  • 学校・保育・介護サービス(家族の生活に影響がある場合)
ミニ管理術:「連絡先/日時/担当者名/受付番号/次の行動」を1枚にまとめると迷子になりません。

9) 相続:最初に“安全に”やること

分からないときは、無理に判断しない。専門家に早めに相談を。

  • 集める:戸籍関係(後で必要)、通帳・証券、保険、借入、固定資産、契約書類。
  • 探す:遺言書、エンディングノート、保管場所(貸金庫など)の有無。
  • 相談:司法書士・弁護士・税理士など、状況に合う専門家へ(争い・負債が心配なときほど早めに)。
重要:借金があるか不明なまま“勝手に処分・名義変更”を進めると不利になる場合があります。 まずは情報を集め、必要なら専門家へ。

10) “身寄りが少ない/費用が厳しい”場合

一人で抱えないでください。自治体や関係窓口で相談できることがあります。

  • 相談先:市区町村の福祉窓口(生活支援・相談)、地域包括支援センター(高齢者)、社会福祉協議会など。
  • 費用:状況により、最低限の葬送をどう組むか相談できることがあります(地域運用あり)。
予算が不安なら、早めに「一番負担の少ない形で」と伝えてください。遠慮は不要です。

公式情報の探し方(日本)

自治体で運用が異なるため、“お住まいの市区町村名+手続名”で確認が最短です。

Velanoraは実務的な情報を提供しますが、法律上の助言ではありません。 事故・事件性、海外要素、相続争い、負債懸念などがある場合は、専門家へご相談ください。

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